蚊帳を取っ払いたいぞ

赤ちゃんにきびしい国で、赤ちゃんが増えるはずがない。

「赤ちゃんにきびしい国」のつづきとか補足とか〜12万いいね!の理由〜

という、境治さんが書いた記事が、Facebookで何度も流れてきて、

読んでみたら、12万6000回「いいね!」された、ということを知り、

「そうかぁ。」と色々考えたので、私も感じていることを書いてみようと思います。


最初にはっきりとお伝えしておきたいのは、

これから私が書こうとしていることは、超個人的な吐露であり、

何が悪い、誰が悪い、何が良い、どうしたら良い、

という話をしたいわけじゃない。ということです。


だから、誰かを批判したいわけでもないし、私も批判はされたくない。笑

ただ、こういった文章(上記の記事のような)を読むと、

ものすごい同意の気持ちを感じると同時に、

「でもさ」という気持ちも出てくるのです。

だけど、その、「でもさ」については、「公の場では書けない、言えない」な、

というのが今までの私でした。

だって、批判されそうだったし。。。笑


じゃあ、どうして書こうという気持ちになったのかな。

と考えてみるけれど、それはまだ正直鮮明ではありません。

でも、境さんが「そこを飛び越えられないか」って書いてくれてたからかもしれないです。


「そうそう。良い悪いとか言ってないで、飛び越えちゃわないと。」って。


で、そんな風に考えていたら、「私自身が建てていた壁」が見えてきたから、

「こりゃあかん!公に本音を書いちゃって、今までのダメ発言も色々謝っちゃおう。」

と思ったのでした。



子育ては大変。

子どもは泣くもの。

子どもは全ての人にとって宝である。


私も、心からそう思ってます。

電車の中でも、お店の中でも、子どもが泣いていると、

思わずニコニコと笑って見てしまう。


友達が出産して、産まれたよ!って写真を送ってくれると、

涙が出る程嬉しいし、感動します。

本当に本当に嬉しい。(今日も出産報告があったところです。)


満員電車にバギーで乗ってきたお母さんにはあまり会ったことはないけれど、

空いている時間に移動できないと大変だよなぁ。。。

と思うし、

駅の階段でバギーを持ってどうしようか迷っているお母さんを見れば、

手伝いましょうか、と声もかけます。

妊娠していることに気がつけば、電車で席も譲るようにしています。


これは、私の中にある、「小さな約束」のようなもので、

子どもがいない独身だからこそ、手助けできることはしたい。

という思いがあって、自慢ではありません。笑


まぁ、独身かどうかだとか、子どもがいるいないなど関係なく、

そういう声をかけたり、助け合ったりすることは、当然のこととしたいですが、

今回はあえて、そう言わせてください。


なぜかと言うと、

「結婚していることや、子育てしていることが、そんなに偉いことなのか??」

という思いがむくむくと出てくることもあるからです。

ごめんなさい。本当に。

でも、正直に書こうと決めたから、続けます。


例えば、教員時代、

「先生には子どもがいないから分からないと思いますけど」

と保護者の方に言われたことがあります。


例えば、友達が、「子どもがいるから出かけられない」と言ったので、

「その時間だけでも預かろうか?」と言ったら

「無理無理!できるわけないよ!」と言われたこともあります。

(その時は、はっきりと、「あなたは子育てしたことがないから」という意味でした。)


例えば、「結婚はいいものよ。なぜ結婚しないの?」と

結婚したくないと言っているわけではないのに(相手がいないだけなのに。笑)

言われたことも何度もあります。


例えば、「久しぶりに会おうよ。色々話もしたいし!」と言われて1年振りに会ったけど、

子どもも一緒に連れてきて(連れて来ることは全く問題ではないです)、

私とは会話せずに、自分の子どもとばかり会話していた人もいます。


例えば、「早く子ども産まないと産めなくなるわよ。」と何度も言われたことも…

わかってるわい!!!笑(すみません…)


・・・その度に、

「これにイライラしてはいけない。私は独身だし、子どももいないから、

 結婚していて、子どものいる人の気持ちは、確かに分からない。

 だから、気持ち分かるよ。なんて言うことはできない。」

と思ってきました。


いや、「思わないといけない」と思っていたんです。

つまり、我慢してました。


我慢はいずれ爆発し、ある時、思わず。

「専業主婦の人は嫌いだ…」

と言ってしまいました。友達に。


ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。

専業主婦のみなさん、ごめんなさい。

先に謝っておきます。


私には、仕事をしながら働いている友達も、専業主婦の友達もいます。

みんな、色んな気持ちを抱えながら日々生きているし、

会う頻度や話す頻度は減ったとしても、関係性そのものに問題が起きることは、

そんなに多くはありません。


そして何より、自分の子どもを愛し、悩みながらも前を向いている友達が

本当に多くいます。

こちらまで幸せな気持ちになるくらいです。


だから、自分の友達のことを否定する気持ちは全く起きないのに、

いわゆる一般的な「働かずに子育てをしている人(友達以外)」

がTwitterなどで「子育てや夫のことをぐじぐじ言っている」のを見ると、

「自分で選んだ道じゃないの?何でそんなに他人を責めるの?」

と思ってしまっていたのです。

(ワーキングマザーに対しては働く気持ちが分かるだけにあまり矢印が向かなかったんだと思います。)


ほんとーーーーーーにごめんなさい。

(しつこいか…でも、言わずにはいられない)


でも、今はそんな風に思ってません。

じゃあ、どう思っているか、というと、

その「ぐじぐじ」も、【こんちくしょーなこの社会の在り方】じゃ、当然のことだろうし、

「ぐじぐじ」つぶやくくらいでストレスが解消されるのならどんどんつぶやけばいいし、

私には計り知れないモヤモヤやイライラを感じることもあるだろうし、

しかも、そうやってイライラしている自分を責めたりすることもあるんだろうな…

ということを想像しつつ、

「それに対して、私にできることって何があるんだろう…

ということです。


でも…

やっぱり「正解」は分からないんです。


今日、本当に、まさに今日、気がついたのは、

私は「蚊帳の外」にいる感じがすることがあるんだな、ってことでした。


子育ての悩みとか、夫に対する不満とか、

泣き叫ぶ子どもに対して冷たくする人のこととか、

保育園から聴こえる声が騒音とされることとか、

そんなことについての話を聞いていると、

「独身子無しのお前は何も言うな。言える立場にない。」

と言われているような、そう思わないといけないような、

もっとひどい時には、

「独身子無し女性は劣っている(何かが足りていない)」と

言われているような、そんな気持ちになることもあるのです。


あ、でも、ここで大事なことをお伝えしておきますが、

私は、今の自分の人生が、とても楽しいし、もちろん悩むこともあるけれど、

充実感も十分に感じています。

自分の生き方を全く以て否定はしていません。

(そこらへんは、私のことを知っている方は分かってくれると思いますが…笑)


それでも、「そう(劣っていると)感じるときがある」のも哀しいがな事実です。


最初に前提とさせて頂いたように、

この話に、「良し悪し」はないし、誰が悪い、と言いたいわけじゃないです。

多分、ニワトリが先か、卵が先か。っていうのと同じで、

どちらも悪くないし、あえて言えば、もう「しょうがない」ことでもあると思っています。

あきらめたくはないけれど。


お伝えしたいことは、

私のような独身子無しの人間でも、

すっごく子どもを大切にしたいと思っているし、

子育て中のお母さんたちの手助けができるものならしたいと思っている人はいる。

ってことなんです。


だから、「いらない」って言わないでほしい。

「あなたには分からない。無理。」って言わないでほしい。


確かに、うまくサポートできていないかもしれないし、

お門違いなことを言うこともあるかもしれないけれど、

でも、敵ではないから。


あなたのことを傷つけないようにするから、私のことも傷つけないでほしい。

ああ…こんなこと書いて、情けない。。でも、本音。


つまり、私も「飛び越えたい」んです。


専業主婦だとか、独身だとか、バツイチだとか、ワーキングマザーだとか、

そんなの本当に、「飛び越えたい」。


人間同士、分かる事もあれば、分からないこともある。

そんなの当たり前だもの。

どんな立場であったとしても、それは変わらない。


私は、まだまだまだまだ、実際に子育てをしている人達には遠く及ばないとは思うけど、

不特定多数の子ども達の為に、少しでもできることをしたい。と思っています。

それは、地球全体で考えたら、「役割分担」だから。


そして、

子育てに苦しみを感じる自分を否定しなくてもいい社会を、

声高らかに「働くママ」や「育児するパパ」をアピールしなくてもいい社会を、

独身子無しでも肩身の狭い思いをしなくてもいい社会を、つくるのは、

私たち自身だから、


飛び越えたい。

みんなで、飛び越えたいです。


蚊帳の外も内もなくて、蚊帳そのものを取っ払いたい。


それぞれ、できることとできないことは絶対にあるけれど、

「共に生きている存在」でいたい。


私は、今日ここに思い切って吐露して、

飛び越える為の小さな一歩を踏み出した感じがしています。


ということで、こんな情けない私ではありますが、

どうぞ、今後ともよろしくお願いいたしまっす!

中川 綾
 


コメント
うん!うん!と読ませてもらいました。個人的な感想です。
  • あいやま
  • 2014/01/29 12:53 AM
はじめまして、突然のコメント失礼いたします。
ドーナッツ・ラボのまさとしともうします。
Facebookで友人がシェアしていたことからこのブログを知りました。

とても大切なことを書かれていると思いました。
うまく言えないかもしれませんが、子育てのことだけじゃなく、人と人がちゃんと向き合うということ、ごまかさずに生きるということ、そういうことについて触れておられると感じました。

これからも読ませていただきます。
素敵な文書を、ありがとうございました。
相山さん。
ありがとうございます。やっぱり、まっすぐ伝える、って難しいですね。。。笑


まさとしさん。はじめまして。
コメントありがとうございました。
そうなんですよね。子育てのことだけじゃなくて、どんなことでも言える。と私も思います。今後ともよろしくお願いします。
  • 中川 綾
  • 2014/01/29 9:18 PM
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